「勉強は苦手だけど、どうしても関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)の学歴が欲しい」と考えている受験生や保護者の方は少なくありません。ネット上では「関西学院大学(関学)が狙い目だ」という噂が流れることもありますが、2026年現在の入試状況はどうなっているのでしょうか。
本記事では、2026年3月現在の最新入試データと、2025年度から導入された新課程入試の影響を踏まえ、プロの視点で「関関同立のリアルな難易度」を徹底検証します。
1. 2026年入試における「関西学院大学=偏差値が低い」は本当か?
結論から申し上げます。「関学が関関同立の中で一律に偏差値が低い」というのは、半分正解で半分は誤解です。2026年現在の偏差値・志願者動向を分析すると、以下の3つのポイントが見えてきます。
① 学部間の格差が非常に大きい
関西学院大学は、伝統ある「社会学部」や「経済学部」に加え、2021年の理系学部再編以降、西宮上ケ原キャンパスと神戸三田キャンパス(KSC)で難易度の二極化が進んでいます。西宮上ケ原の文系学部は依然として偏差値60前後を維持していますが、神戸三田キャンパスの理系学部や総合政策学部は、入試方式によっては偏差値50台前半となるケースもあり、ここが「狙い目」とされる所以です。
② 入試方式の多様化による「見かけの偏差値」の低下
関学は近年、英語外部検定試験(英検等)の活用や、1科目・2科目で受験可能な方式を増やしています。これにより、3科目記述式の同志社大学などと比較すると、統計上の「偏差値の下限」が低く出やすい傾向にあります。しかし、「倍率」で見ると決して低くなく、1科目受験などは高得点勝負になるため、一概に「簡単」とは言えません。
③ 2025年新課程入試からの揺り戻し
2025年度入試は新課程への移行初年度で多くの受験生が安全志向(保守的)になりました。その結果、2026年度(今年度)は、前年敬遠された学部の志願者が急増する「隔年現象」が起きています。関学もこの影響を受けており、一部の「穴場」とされていた学部の難易度が上昇しています。
2. 【2026年版】関関同立「狙い目」学部を徹底比較
勉強が苦手な受験生が逆転合格を狙うなら、偏差値の数字だけでなく、「キャンパスの立地」「入試科目数」「配点比率」に注目すべきです。
関西大学:問題の親しみやすさはNo.1
関西大学(関大)は、関関同立の中で最も問題難易度が標準的と言われています。特に「総合情報学部(高槻キャンパス)」や「人間健康学部(堺キャンパス)」は、都心から離れるため倍率が落ち着く傾向にあります。2026年度入試でも、基礎を固めた受験生が最も点数を取りやすいのは関大でしょう。
関西学院大学:英語が得意なら圧倒的に有利
「勉強は苦手だが英語だけは好き」という場合、関学は最強の選択肢です。独自の英語入試問題は質が高いですが、英検準1級以上を持っていれば「英語みなし満点」制度(方式による)を活用し、他科目の負担を大幅に減らして合格を勝ち取ることが可能です。
立命館大学:BKC(滋賀)と衣笠の差を狙う
立命館大学は、滋賀県の「びわこ・くさつキャンパス(BKC)」にある学部(経済、理工、食マネジメント等)が、京都の衣笠キャンパスや大阪茨木キャンパス(OIC)に比べて合格最低点が低くなる傾向が続いています。「どうしても立命館」というならBKC一択です。
同志社大学:穴場はほぼ存在しない
残念ながら、同志社大学に「偏差値が低い穴場」は存在しません。全学部を通して高い偏差値と倍率を維持しており、3科目バランスよく得点できる学力が求められます。
3. 勉強が苦手な人が関関同立に合格するための3つの戦略
「今からでは間に合わない」「地頭が良くない」と諦める前に、2026年度のトレンドに合わせた以下の戦略を検討してください。
① 「情報」科目の活用
2025年から共通テストに導入された「情報Ⅰ」ですが、私立大学の独自入試でも「数学」の代わりに「情報」を選択できる学部が増えています。2026年はまだ過渡期であり、情報の対策をしっかり行っている受験生が少ないため、数学が苦手な人にとっての大きなチャンスとなっています。
② 英語外部検定(英検・TEAP等)の早期取得
関関同立すべての大学で、英語外部試験の利用が可能です。一般入試の当日に英語の試験を受けなくて済む、あるいは点数が加算されるメリットは計り知れません。勉強が苦手な人ほど、早めに英検2級〜準1級を取得し、「当日1科目に集中する」環境を作ることが合格への近道です。
③ キャンパス移動や新設学部をチェック
大学はキャンパスが新しくなったり、都心へ移転したりすると難易度が跳ね上がります。逆に、「キャンパスが移転した直後の旧キャンパスに残った学部」や「新設されて数年の知名度が低い学部」は、偏差値が一時的に下がることがあります。2026年時点では、関学のKSC(三田)にある理系・総合政策が依然として狙い目と言えます。
4. 結論:関西学院大学は狙い目なのか?
改めて質問にお答えします。「関西学院大学は、戦略次第で関関同立の中で最も入りやすい大学になり得る」のが2026年の結論です。
ただし、それは「勉強しなくていい」という意味ではありません。
「関学の特定の方式(英語外部試験利用や2科目入試)にターゲットを絞り、配点比率の高い科目を徹底的に対策する」ことができれば、偏差値50前後の受験生でも十分に合格の可能性があります。
逆に、全学部同じように勉強して、なんとなく偏差値の低いところを受けるというスタンスでは、倍率の壁に阻まれるでしょう。まずは、最新のパスナビや各大学の入試要項を確認し、「自分の得意科目が最大化される学部・方式」を探し出すことから始めてください。
【まとめ:2026年受験生のチェックリスト】
- 関西大学:基礎固めをして標準問題を確実に取るならココ。
- 関西学院大学:英検を活用して1〜2科目に絞るならココ。
- 立命館大学:滋賀キャンパス(BKC)を許容できるならココ。
- 同志社大学:学力に自信がついてから挑戦する。
逆転合格への鍵は「情報収集」です。2026年度の最新入試統計を常にチェックし、賢い選択をしてください!



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