2026年度の大学入試、合格おめでとうございます。日本大学(以下、日大)法学部と駒澤大学(以下、駒澤)法学部。どちらも東日本の私立中堅大学群「日東駒専」を牽引する看板学部であり、非常に悩ましい選択です。
「伝統の日大法学部か、安定感の駒澤法学部か」――。本記事では、プロのファクトチェッカーが2026年2月現在の最新データに基づき、偏差値、キャンパス立地、司法試験・公務員実績、就職支援、そして将来のブランド力という5つの観点から徹底比較します。後悔しない大学選びのための決定版ガイドです。
1. 偏差値と難易度の最新動向(2026年度入試)
まず、2026年現在の入試難易度を確認しましょう。河合塾や東進などの大手予備校が発表している最新の偏差値帯(一般選抜・個別日程)は以下の通りです。
- 日本大学法学部:偏差値 52.5 ~ 57.5
- 駒澤大学法学部:偏差値 50.0 ~ 55.0
数値上では、日本大学法学部の方がわずかに上位に位置しています。特に日大法学部の「法律学科」は、同大学内でも看板学部としてのプライドが高く、MARCH併願層も多いため、入試難易度は日東駒専の中でトップクラスを維持しています。
一方の駒澤大学法学部は、近年「政治学科」の独自性が評価されており、偏差値の変動が少なく安定しています。2026年現在は、18歳人口の減少に伴い全般的に倍率は落ち着きを見せていますが、両校とも「法学」という実学を重視する受験生からの支持は依然として厚い状況です。
2. 「キャンパスの立地」が学生生活を左右する
4年間のキャンパスライフにおいて、立地は非常に重要です。この2校はキャンパスの場所が大きく異なります。
日本大学法学部(東京都千代田区・神田三崎町)
日大法学部は、JR水道橋駅から徒歩圏内の都心に位置します。法曹界やビジネスの中心地である丸の内・大手町に近く、「ビジネスと法律の現場に近い」ことが最大の特徴です。周辺には予備校も多く、司法試験や公務員試験対策のダブルスクールを検討している学生にとっては、これ以上ない利便性を誇ります。
駒澤大学法学部(東京都世田谷区・駒沢)
一方、駒澤大学は東急田園都市線「駒沢大学駅」から徒歩圏内です。広大な駒沢オリンピック公園に隣接しており、「緑豊かな落ち着いた環境」で学ぶことができます。渋谷まで電車で数分という好立地ながら、学生街としての落ち着きもあり、オンとオフを切り替えたキャンパスライフを送るのに適しています。
3. 司法試験・資格試験・公務員実績の比較
「法学部といえば日大」という言葉を裏付けるのが、圧倒的な国家試験実績です。
日本大学法学部の強み:
日大法学部は「法律の日大」と称される通り、伝統的に司法試験や公務員試験に非常に強いです。2025年度の司法試験合格者数でも、私立大学の中で上位に食い込んでおり、独自の国家試験対策講座「司法職等指導施設(通称:法職)」が完備されています。「本気で弁護士や裁判官を目指す」「キャリア公務員を目指す」なら、日大法学部が一歩リードしています。
駒澤大学法学部の強み:
駒澤大学も公務員試験対策には定評があり、特に地方公務員(警察官、消防官、自治体職員)の輩出数は安定しています。法学部独自のキャリア支援プログラムが充実しており、一人ひとりの学生に対する手厚いサポートが特徴です。「難関資格というよりは、実務的な法知識を身につけて堅実に就職したい」というニーズに適しています。
4. 就職実績と「学閥」の影響力
将来のキャリアを考える上で無視できないのが、OB・OGのネットワーク(学閥)です。
日本大学のネットワーク:
日大は日本で最も卒業生が多い大学です。「社長の数日本一」を長年維持しており、特に建設、不動産、金融、地方自治体における日大閥の力は圧倒的です。法学部出身者も各界のリーダーとして活躍しており、就職活動におけるOB訪問のしやすさや、入社後の縦のつながりは日大ならではの大きなメリットです。
駒澤大学のネットワーク:
駒澤大学は、日大に比べると規模は小さいものの、中堅企業から大手企業までバランスよく就職実績を持っています。特に「真面目で実務に強い」という企業からの評価が確立されており、人事担当者からの信頼も厚いです。特定の学閥に縛られず、自由な社風の企業を目指す学生に好まれる傾向があります。
5. 【結論】あなたはどちらを選ぶべきか?
2026年現在の社会情勢を踏まえ、最終的な判断基準をまとめました。
日本大学法学部を選ぶべき人
- 将来、司法試験や難関公務員試験に挑戦したい。
- 「法律の名門」というブランドと、圧倒的なOBネットワークを活用したい。
- 都心のビルキャンパスで、刺激的な学生生活を送りたい。
- 日大の不祥事以降の改革が進み、ガバナンスが強化された「新しい日大」に期待している。
駒澤大学法学部を選ぶべき人
- 落ち着いた環境(世田谷・駒沢公園周辺)で、地に足のついた学びをしたい。
- マンモス校よりも、比較的アットホームで手厚いキャリア支援を求めたい。
- 渋谷に近い立地を活かして、インターンや課外活動にも力を入れたい。
- 堅実なイメージのある大学で、安定した民間企業への就職を目指したい。
まとめ:2026年の視点で見ると…
2026年現在、大学の価値は「名前」だけでなく「何ができるか」にシフトしています。「法曹界・公務員への最短距離」を望むなら日本大学法学部を、「バランスの良い学生生活と堅実な就職」を望むなら駒澤大学法学部をおすすめします。
最終的には、ぜひ両方のキャンパスに足を運んでみてください。水道橋のビジネス街の空気と、駒沢の緑豊かな空気、どちらが自分の肌に合うかが、後悔しない選択の最後の決め手になるはずです。
合格、本当におめでとうございます!あなたの大学生活が素晴らしいものになることを願っています。



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