人気アーティストHANAのホールコンサート開催が決定し、多くのファンがチケット確保に向けて動き出しています。
今回は特にファンクラブ会員先行販売において、お子様の名義で入会されている保護者の方から、電子チケットのシステムや申込手順についての疑問が多く寄せられています。
近年、ライブチケットは転売防止の観点から「ticket board（チケットボード）」などの電子チケットシステムを介した販売が主流となっており、スマートフォンが必須となる場面が増えています。
しかし、小学校低学年のお子様などは自分専用のスマートフォンを持っていないことが一般的です。
そのような場合に、ファンクラブ会員であるお子様を申込者とし、保護者が同伴者として参加するための具体的な手続き方法を詳しく解説します。
初めて電子チケットを利用する方でも安心して申し込めるよう、順を追ってポイントを整理していきましょう。
ファンクラブ名義とチケットボード登録情報を一致させる重要性
HANAのチケット申し込みにおいて最も重要な鉄則は、ファンクラブに登録している会員情報と、チケット販売プラットフォームである「ticket board」の登録情報が完全に一致していなければならないという点です。
今回、お子様のお誕生日にメッセージが届くようにとお子様名義でファンクラブに入会されたことは、ファンとして非常に素敵な選択です。
そのため、今回のチケット抽選申し込みの「申込者（当選者）」は、あくまでファンクラブ会員であるお子様自身となります。
たとえ決済を行うのが保護者であっても、システムの照合はファンクラブの会員番号や氏名、生年月日で行われるため、ここで情報を違えてしまうと、ファンクラブ先行の対象外と判定されて落選の原因になってしまいます。
まずは、お子様のお名前、生年月日、電話番号、メールアドレスを使って、チケットボードのアカウントを一つ作成する必要があります。
保護者自身のチケットボードアカウントとは別に、お子様専用のアカウントを用意することが、スムーズな申し込みへの第一歩となります。
このとき、お子様がスマートフォンを持っていない場合でも、個別のメールアドレスさえあれば登録自体は可能です。
スマートフォン未保持の子供が「申込者」になる場合の手順
お子様がスマートフォンを持っていない場合、公式サイトの案内にある「同行者がスマートフォンを持っていない場合」の解説を、今回は「申込者がスマートフォンを持っていない場合」に置き換えて考える必要があります。
まず、お子様用のメールアドレスを新規で作成してください。
GmailやYahoo!メールなどのフリーアドレスで問題ありません。
そのアドレスを使用して、チケットボードにお子様名義で新規会員登録を行います。
このとき、電話番号については、もしお子様がキッズケータイなどをお持ちであればその番号を、持っていなければ保護者の携帯電話番号を併用できる場合がありますが、基本的には一人一番号が推奨されています。
ただし、最も大切なのは「ファンクラブに登録した内容と全く同じ情報でチケットボードを作る」ことです。
申し込み自体は、保護者のスマートフォンやパソコンのブラウザから、お子様のチケットボードアカウントにログインして行うことができます。
ログインさえお子様の情報で行えば、端末自体が誰のものであるかは申し込み時点では問われません。
決済方法もクレジットカードなどを選択すれば、保護者のカードで支払うことが可能です。
同行者である保護者の登録と指定方法について
次に、お母様ご自身が「同行者」として参加するための準備について説明します。
今回のケースでは、お子様が申込者（代表者）、お母様が同行者という構成になります。
お母様も自分自身のチケットボードアカウントを持っている必要があります。
もし持っていない場合は、お子様のアドレスとは別の自分用のアドレスで、自分名義のアカウントを作成してください。
申し込み画面を進めていくと、「同行者指定」という項目が出てきます。
ここで、お母様のチケットボードに登録した「メールアドレス」と「生年月日」を入力します。
これにより、システム上でお子様（申込者）とお母様（同行者）が紐付けられ、二枚一組の申し込みが完了します。
よくある混乱の原因は、お母様の端末でお子様の情報を操作しているため、どのアカウントでログインしているか分からなくなることです。
申し込みを開始する前に、一度チケットボードのサイトからログアウトし、改めて「お子様のアカウント」でログインしてから、先行予約のページにアクセスするようにしてください。
公演当日の入場方法とスマートフォン共有の仕組み
無事に当選し、入金が完了した後の最大の懸念は、当日の入場方法でしょう。
電子チケットは通常、一人一台のスマートフォンにチケットを表示して入場するのが原則です。
しかし、今回のような「スマートフォンを持たない子供が申込者」であるケースは、特例として認められている運用があります。
チケットボードのシステムでは、申込者が同行者の分のチケットを「分配」することができますが、同行者がスマホを持っていない、あるいは申込者本人がスマホを持っていない場合、分配せずに「申込者の端末に二枚分のチケットを表示させる」ことが可能です。
具体的には、お母様のスマートフォンでお子様のアカウントにログインし、マイページからQRコード等のチケットを表示させます。
入場口のスタッフに「同行者の分もこちらにあります」と伝えることで、二名同時にスキャンして入場することができます。
念のため、お子様の健康保険証などの本人確認書類と、ファンクラブのマイページ画面をすぐに提示できるように準備しておくと、万が一のトラブルの際もスムーズに対応してもらえます。
電子チケットは難しく感じられますが、基本的には「一人ひとつのアカウント」を正しく作り、それを申し込み時に正しく紐付けることができれば、あとは当日にそのアカウントでログインするだけです。
まとめ：親子の思い出を作るための確実な準備
HANAのコンサートはお子様にとって一生の思い出になる素晴らしいイベントです。
電子チケットの導入により、転売が防止され、本当に会いたいファンが当選しやすくなっている反面、今回のような家族での申し込みには少しコツが必要になりました。
まとめると、まずはお子様名義のチケットボードアカウントを、ファンクラブ情報と完全に一致させて作成すること。
次に、お母様自身のアカウントも別途作成し、申し込み時にお母様を「同行者」として指定すること。
そして当日は、お母様のスマートフォンでお子様のアカウントにログインして入場する、という流れになります。
同じメールアドレスや同じアカウントで二人分を申し込むことはできないため、必ず「二人分の別々のアカウント」を用意することを忘れないでください。
一見複雑な手順に思えますが、一度アカウントを作ってしまえば、今後のライブやイベントでも同じ仕組みでスムーズに応募できるようになります。
大好きなお子様と一緒に、HANAの歌声を会場で楽しめるよう、落ち着いて手続きを進めてみてください。
無事にチケットが当選し、最高のステージを親子で楽しめることを心から願っています。
コメント