メゾンマルジェラの「レプリカ」シリーズの中でも、日本国内で根強い人気を誇っていた「マッチャメディテーション(Matcha Meditation)」。残念ながら廃盤となり、手元にある在庫が尽きた後の「次の一本」を探している方は非常に多い状況です。
あの独特の「抹茶ミルク」のような甘さと、背筋が伸びるような茶葉の香りを併せ持つ香水は、実は市場全体で見ても稀有な存在です。特にルラボ(Le Labo)の「THÉ MATCHA 26(テ マッチャ 26)」を検討される方が多いようですが、実際のところ使用感はどう違うのでしょうか。
本記事では、プロの視点から両者の徹底比較を行い、マッチャメディテーションの愛用者が次に選ぶべき香水について詳しく解説します。
結論から申し上げますと、ルラボの「THÉ MATCHA 26」は、マッチャメディテーションの「完全な代わり」として購入すると、ギャップを感じる可能性が高いです。
マッチャメディテーションが「抹茶ラテ」や「ホワイトチョコレートを添えたお茶の時間」を表現したグルマン(お菓子のような甘さ)寄りの香りであるのに対し、ルラボの26番は「肌の香り」を重視したウッディ・クリーミー系です。
抹茶というテーマは共通していますが、マルジェラが「お茶を飲む体験」を描いているのに対し、ルラボは「静寂や内省」をテーマにしています。ルラボの方には、抹茶特有の「粉っぽさ」や「苦味」はほとんど感じられず、むしろフィグ(イチジク)のフルーティーなクリーミーさが際立ちます。
ここが最大の相違点です。
マッチャメディテーションのミルキー感は、構成成分に含まれる「ホワイトチョコレート」から来る分かりやすい甘さです。これに対し、ルラボ26番のミルキー感は、フィグ(イチジク)とセサミ(胡麻)、ベチバーが組み合わさることで生まれる、植物的な滑らかさです。
「お菓子のような甘さ」を求めている場合はルラボは物足りなく感じ、「肌に馴染む上品な質感」を求めている場合はルラボの方が心地よく感じられるでしょう。
どちらも「落ち着く」香りではありますが、その種類が異なります。
マッチャメディテーション: 暖かいカフェで一息つくような、安心感のある「動」の癒やし。
ルラボ THÉ MATCHA 26: 静かな森や、誰もいない部屋で自分と向き合うような「静」の癒やし。
残念ながら、マッチャメディテーションの「抹茶ミルク感」の代わりとしてルラボを選ぶのは、方向性が異なると言わざるを得ません。ただし、「抹茶というコンセプトが好きで、より大人っぽく、肌に馴染む洗練された香りに移行したい」という方にとっては、最高の選択肢になります。
ルラボ以外で、あの「柔らかい抹茶の甘さ」に近いニュアンスを持つ香水をいくつかピックアップしました。
「I Don’t Need A Prince By My Side To Be A Princess」という名前で知られるこの香水は、マッチャメディテーションに近い「抹茶+マシュマロ」の組み合わせです。
抹茶のほろ苦さと、マシュマロのふわふわとした甘さが混ざり合い、マッチャメディテーションをより濃厚に、かつ現代的なグルマンに仕立てたような印象です。甘さを重視するなら、現時点で最も近い選択肢の一つと言えます。
日本発の香水ブランド、J-Scentの「抹茶」は、マッチャメディテーションのトップノートにある「リアルな茶葉の香り」をより忠実に再現しています。
ミルク感やチョコレート感は控えめですが、後半にかけて出てくるムスクの柔らかな香りが、抹茶の粉末感と混ざり合い、非常に落ち着く香りを演出します。コストパフォーマンスも非常に高く、日常使いしやすいのが特徴です。
海外で「抹茶ラテそのもの」と評価されることが多いのがこの香水です。
抹茶、米、ミルク、シナモンなどが調合されており、炊き立てのお米のような独特のホッとする甘さと抹茶が融合しています。マッチャメディテーションの「まろやかさ」が好きだった方には、ぜひ試していただきたい逸品です。※日本国内では取り扱い店舗が限られているため、現時点では入手難易度がやや高い状況です。
マッチャメディテーションから移行する際、以下の「ノート(香料)」が含まれているかを確認すると、好みの香りにたどり着きやすくなります。
マッチャメディテーションの最大の核は、抹茶とホワイトチョコレートのコンビネーションです。この「お菓子的な甘さ」がないと、単なる「渋いお茶の香り」になってしまいます。
マッチャメディテーションには華やかなフローラルが隠し味として入っています。これが抹茶のグリーンの香りを引き立て、洗練された印象を与えていました。
「ミルク」や「ホイップクリーム」といった表記がある香水は、あの柔らかい質感を再現している可能性が高いです。
マッチャメディテーションの愛用者がルラボの26番に移行した場合、「思っていたのと違う」と感じるリスクは否定できません。
甘くて美味しそうな抹茶ラテ感が恋しい場合:
キリアンの「プリンセス」やアリエル・ショシャナの「サンデー」が有力な候補です。
よりナチュラルで、高級感のあるお茶の香りにシフトしたい場合:
ルラボの「THÉ MATCHA 26」は、代わりというよりも「進化した選択肢」として非常に優秀です。
廃盤によるショックは大きいものですが、これを機に「抹茶」というテーマの異なる解釈を楽しむのも、香水の醍醐味です。まずはムエット(試香紙)や量り売りなどを利用して、ご自身の肌の上でどのように変化するか試してみることを強くお勧めします。
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