2026年2月21日・22日の2日間にわたって実施された「第111回薬剤師国家試験」。受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。試験終了直後の自己採点結果を見て、不安で眠れない夜を過ごしている方も多いのではないでしょうか。
特に「213点」というスコアは、近年の傾向から見ると非常に判断が難しい、いわゆる「ボーダーライン」の直上に位置する点数です。本記事では、本日2026年2月23日時点での最新データ、予備校(薬学ゼミナール、REC、メディセレ等)の速報値、および過去の推移に基づき、111回試験の難易度と合格ラインを徹底分析します。
1. 第111回薬剤師国家試験の難易度は?「易化」という噂の真相
試験終了直後のSNS(旧Twitter等)では、「今年は簡単だった」「易化したのではないか」という声が一部で見られます。しかし、結論から申し上げますと、全体としては「例年並みから、科目によってやや難化・偏りがある」というのがプロの視点での分析です。
必須問題・実務の傾向
必須問題については、過去問の類似問題が多く、得点源にしやすかった受験生が多いようです。一方で、実務や各科目の「理論問題」においては、より臨床現場に即した思考力を問う問題や、複数の疾患を組み合わせた複雑な症例問題が増加しました。これにより、単純な暗記だけでは対応できない層が一定数出ていると考えられます。
受験生のレベル向上
「易化した」と感じる人がいる背景には、近年の相対評価導入により、受験生全体の対策レベルが底上げされていることがあります。平均点が高くなれば、相対的にボーダーも上がりますが、難易度自体が極端に下がった(=誰でも解ける)わけではありません。
2. 自己採点213点は「きつい」のか?過去の合格点と比較
ご質問のあった「213点」というスコアについて、過去のデータと照らし合わせて検証してみましょう。薬剤師国家試験は第101回から相対評価が導入されており、合格基準は「平均点や順位」によって毎年変動します。
- 第109回(2024年):211点(非常に難化した年)
- 第108回(2023年):235点(易化し、ボーダーが高騰した年)
- 第107回(2022年):217点
- 第106回(2021年):215点
- 第110回(2025年):225点前後(推定)
過去の最低ラインは第109回の211点です。これと比較すると、213点は「不合格確定」という点数では決してありません。しかし、もし第111回が第108回のように平均点が高い(易化した)年であれば、230点付近までボーダーが上がる可能性もあり、213点では厳しい戦いになることも事実です。
ただし、絶望するのは早すぎます。今年の平均点が現時点で判明していない以上、213点は「十分に合格の可能性が残されているライン」と言えます。特に理論問題の正答率が全国的に低い場合、ボーダーは210点台まで下がる傾向にあります。
3. 合否を分ける「相対評価」と「禁忌肢・足切り」の罠
薬剤師国家試験の合否は、単純な合計点だけでは決まりません。以下の3つの要素を必ず再確認してください。
① 必須問題の足切り(70%ライン)
必須問題全体で70%以上(90問中63問以上)得点できているか、かつ、各科目の必須問題で30%を切り捨てていないか。ここをクリアしていなければ、合計点が250点あっても不合格となります。
② 一般問題の足切り(35%ライン)
一般問題(理論・実務)において、各科目の得点が35%未満でないことを確認してください。
③ 禁忌肢の選択
今年から禁忌肢の配分や採点基準に微調整が入る可能性もありますが、例年通りであれば、一定数以上の禁忌肢を選択してしまうと即不合格となります。自己採点システムで「禁忌肢の疑い」がある問題を確認しておきましょう。
4. 今すぐやるべきこと:精度の高い自己採点システムへの入力
不安で一睡もできない状況、お察しいたします。しかし、SNSの主観的な「簡単だった」という声に振り回されるのが一番危険です。客観的なデータを確認するために、以下の手順を踏んでください。
- 大手予備校の自己採点システムに登録:薬ゼミの「自己採点システム」は、数万人規模のデータが集まるため、最も信頼性が高い偏差値や順位が出ます。
- 「順位」を確認する:合計点よりも「上位から何%に位置しているか」が重要です。例年、上位80%以内に入っていれば合格の可能性が非常に高いです。
- 削除問題の可能性を待つ:毎年、不適切問題として数問が全員正解、あるいは採点対象外になることがあります。これによりボーダーが1〜2点動くことは珍しくありません。
5. メンタルケア:3月の発表までどう過ごすべきか
合格発表は例年3月24日頃です。約1ヶ月間、不安と戦い続けるのは精神的に過酷です。
「213点」は、現時点では「合格の可能性も、不合格の可能性も両方ある」という、最も苦しい位置にいます。だからこそ、今は「終わったことを変えることはできない」と割り切る勇気も必要です。多くの先輩たちも、自己採点210点前後で生きた心地がしないまま過ごし、結果的に合格通知を手にしてきました。
まずは今日、しっかりと食事をとり、少しでも睡眠時間を確保してください。体調を崩しては、4月からの新生活(あるいは再挑戦)に向けた準備ができません。もし不安が消えない場合は、同じ状況の友人と話すか、予備校の個別相談を利用して、客観的な「自分の立ち位置」をプロに診断してもらうことをお勧めします。
まとめ:111回薬剤師国家試験のボーダー予測
現時点(2026年2月23日)の予測では、第111回のボーダーは215点〜225点の間に収まる可能性が高いと見られています。213点は非常に際どいラインですが、不適切問題の処理や全体の平均点次第で、十分に逆転合格があり得るスコアです。
今は自分を責めず、過酷な6年間を走り抜けた自分を褒めてあげてください。あなたの努力が報われることを心より願っております。
※本記事の情報は2026年2月23日時点の速報に基づくものです。正確な合否については、厚生労働省による正式な合格発表を必ずご確認ください。



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