2026年2月15日現在、主要私立大学の一般入試も佳境を迎え、共通テスト利用入試(共テ利用)の結果発表が続々と行われています。SNS上では「A判定だったのに不合格になった」「3教科利用は魔境すぎる」といった悲鳴に近い声が散見されます。
なぜ、大手予備校の判定で最高評価を得ていても不合格になるケースがあるのでしょうか。そして、東洋大学で「B判定」だった場合の生存戦略はどう考えるべきか。最新の入試データと動向に基づき、そのメカニズムを解明します。
共通テストリサーチ(河合塾や駿台・ベネッセなど)の判定は、あくまで「自己採点提出者の中での相対的な位置」を示すものです。しかし、実際の合否判定にはリサーチに現れない「4つの不確定要素」が大きく影響します。
リサーチは全受験生が提出するわけではありません。特に、東大・京大や早慶を第一志望とする超進学校の生徒の中には、リサーチに参加せず、滑り止めとしてMARCHや日東駒専の共テ利用を出願している層が一定数存在します。彼らが無慈悲に枠をさらっていくため、リサーチ時点の順位よりも実際のボーダーラインが跳ね上がることがあります。
2025年度から導入された「情報Ⅰ」ですが、2026年度は各大学が配点比率を微調整したり、必須化を徹底したりと対応が変化しました。特に東洋大学のように柔軟な入試方式を採る大学では、得点調整や科目選択の有利・不利がリサーチの計算式とわずかにズレるケースがあり、それがA判定の端にいる受験生を直撃します。
私立大学は文部科学省の定員管理厳格化以降、合格者を出しすぎないよう慎重になっています。大学側は「他の上位校に流れる人数(歩留まり)」を予測して合格者数を決めますが、景気動向や入試難易度の変化で辞退者が想定より少なかった場合、合格者数は一気に絞られます。この煽りを受けるのが、A判定の下位やB判定の受験生です。
質問者様が指摘された通り、3教科利用はまさに「魔境」です。なぜなら、「特定の3教科だけ異常に得意な国公立志望者」が大量に流入するからです。例えば「英語・国語・日本史」の3つだけであれば、東大志望者なら9割超えは当たり前。日東駒専クラスであっても、3教科利用のボーダーが85〜90%に達するのは珍しくありません。
次に、質問者様の状況である「東洋大学・共テ利用B判定」について検証します。
東洋大学は、共通テスト利用入試において「4科目型」「3科目型」「ベスト2選抜」など、非常に多彩な方式を用意しています。
B判定の中身を確認してください。
もし万が一、2月中旬の発表で「不合格」や「補欠(候補)」となったとしても、2026年度はまだチャンスがあります。近年、私大入試では「正規合格を絞り、繰り上げ合格(追加合格)で調整する」傾向が強まっています。
特に東洋大学は、上位のMARCHや成成明学獨國武の結果次第で大量の辞退者が出るため、3月に入ってから電話やマイページで合格通知が来るケースが多々あります。「B判定で不合格」という結果が出たとしても、それは「実力が足りなかった」のではなく「枠の調整に巻き込まれた」だけである可能性が高いのです。
結果を待つ今の時期、精神的に不安定になるのは当然です。しかし、プロの視点からは以下の行動を強く推奨します。
共テ利用はあくまで「出しておけばラッキー」な宝くじに近い側面があります。B判定であれば合格確率は高いですが、「共テ利用で受かっているはずだから、一般入試の勉強を止める」のが最も危険な行動です。2月後半の独自試験に向けて、一問でも多く過去問を解いてください。
東洋大学の学部によっては、特定の科目の配点が高い場合があります。自分の自己採点結果が、その学部の配点比率に有利に働いているか再確認しましょう。もし特定科目に偏って得点できているなら、リサーチの判定以上の強みになります。
2026年度の共通テスト利用入試は、新課程への完全移行に伴う混乱もあり、判定通りにいかないケースが多発しています。「A判定で落ちる」のは、あなたの努力不足ではなく、入試システムの構造上のバグのようなものです。
東洋大学B判定は、決して悪くない数字です。自信を持って結果を待ちつつ、万が一に備えて「次の一手(一般入試や後期試験)」を淡々と進めること。それが、この魔境を勝ち抜く唯一の正攻法です。
あなたの合格を心より応援しています。
—
※本記事は2026年2月15日時点の情報を基に作成されています。入試結果の最終確認は必ず大学公式のマイページで行ってください。