AliExpress(アリエクスプレス)で注文した商品が、追跡画面で「地域発送業者に到着(Arrived at local delivery center)」となったまま動かなくなると非常に不安になりますよね。特に、2026年2月の今は中国の旧正月(春節)という巨大なイベントが直撃している時期です。
本記事では、プロのファクトチェッカーとして、本日2026年2月12日現在の最新の物流状況と、なぜ「地域発送業者」に届いているはずなのに遅延が発生するのか、その裏側を詳しく解説します。
1. 2026年の旧正月(春節)スケジュールと物流への影響
まず、2026年の旧正月の正確な日程を確認しましょう。中国において旧正月は、単なる祝日ではなく、国全体が完全にストップする一年で最も重要な期間です。
2026年の春節カレンダー
- 春節(元旦):2026年2月17日(火)
- 公式休日:2026年2月16日(月)〜2月22日(日)
- 物流への影響期間:2026年2月上旬 〜 3月初旬
本日2026年2月12日は、公式休日の4日前にあたります。しかし、中国の物流現場では「春運」と呼ばれる民族大移動がすでに始まっており、多くの工場、倉庫作業員、配送トラックのドライバーが1週間以上前から帰省を始めています。これが、追跡が止まっている最大の要因です。
2. 「地域発送業者に到着」でも動かないのはなぜ?
質問者様が最も疑問に思われている「地域発送業者に届いているのに、なぜ旧正月の影響で遅れるのか?」という点について、物流の仕組みから解説します。
① 「地域発送業者」が日本国内とは限らない
AliExpressの追跡画面(特にCainiaoなどの標準配送)で表示される「地域(Local)」という言葉は、非常に紛らわしい翻訳がなされることがあります。多くの場合、以下のいずれかの地点を指しています。
- 中国国内の輸出拠点の仕分けセンター: 発送元の地域にある集荷センターです。ここから国際交換局(税関)へ送られる前の段階です。
- 中継国の配送センター: 香港や台湾、あるいはシンガポールなど、日本へ向かう前の中継地点です。
- 日本の税関通過後の配送センター: 日本に到着している場合もありますが、この段階で「旧正月が原因で遅れる」とアナウンスされることは稀です。
現在の状況から推測すると、荷物はまだ中国国内、あるいは中国の物流網が管理する「中国側の輸出待ち拠点」にある可能性が高いと言えます。
② 人手不足による物理的な停止
たとえ荷物が物流センターの入り口に届いていたとしても、それをスキャンして次のトラックに積み込む作業員がいなければ、システム上のステータスは「地域発送業者に到着」のまま止まります。旧正月前後は、通常の3割〜5割程度の人員で回している、あるいは完全に閉鎖している拠点もあるため、物理的に荷物が動かせなくなるのです。
③ データの反映遅延
旧正月期間中は、現場の作業だけでなく、データの更新作業も滞ります。実際には動いていても、追跡システムに情報が反映されるのが数日後になることもよくあります。
3. 2026年2月特有の物流状況:最新のファクトチェック
2026年の最新情報に基づくと、今年の春節は2月中旬と比較的遅い時期に設定されています。そのため、1月末から2月初旬にかけて注文が集中する「駆け込み需要」が発生しました。現在、以下の状況が確認されています。
航空便・船便の減便
中国の旧正月期間中は、工場からの出荷が止まるため、国際貨物便(航空便・船便)の運航本数自体が大幅に削減されます。荷物が「発送業者」の手元にあっても、それを日本に運ぶための飛行機のスペースが確保できず、順番待ち(バックログ)が発生している状態です。
バックログ(積み残し)の解消には時間がかかる
例年の傾向では、旧正月休みが終わる2月23日以降に業務が再開されますが、溜まりに溜まった荷物を優先順位に従って処理していくため、完全に通常のスピードに戻るのは3月の第2週目以降になることが予想されます。
4. 今、注文者がすべきこと・確認すること
荷物が動かない現状で、私たちができる対策をまとめました。
① 追跡サイトを「17TRACK」や「ParcelsApp」で再確認する
AliExpress公式アプリの追跡は翻訳が不正確な場合があります。外部の高度な追跡サイトを使用することで、その「地域発送業者」がどこの国の、どの都市にあるのかが具体的に判明することがあります。
- 17TRACK: 世界中の配送業者を網羅している定番サイト。
- ParcelsApp: 到着予定日の予測精度が高く、詳細なロケーションを表示してくれます。
② 「バイヤープロテクション(購入者保護期間)」を確認する
アリエクには「〇日以内に届かなければ返金」という保護制度があります。旧正月による遅延の場合、この期間が自動的に延長されることがありますが、念のため自分の注文詳細画面で残り日数を確認しておきましょう。
③ セラー(販売者)に連絡を入れる
「Status is not moving, is it in Japan or China?(ステータスが動きませんが、日本にありますか?中国ですか?)」とメッセージを送ってみるのも一つの手です。ただし、現在セラー自身も休暇に入っている可能性が高いため、返信には数日かかることを覚悟しておきましょう。
5. まとめ:地域発送業者に届いていても遅れるのは「普通」
結論として、「地域発送業者に届いていても、旧正月が原因で発送が遅れることは大いにあります」。むしろ、この時期のアリエク利用においては避けて通れない現象です。
現在の状況のまとめ:
- 2026年2月17日の旧正月に向けて、中国国内の物流網は麻痺状態にある。
- 「地域発送業者」とは、多くの場合、中国国内の輸出待ちセンターを指す。
- 作業員不足と国際便の減便により、荷物はそこにあるが「動かせない」状態。
- 動き出すのは早くても2月下旬、お手元に届くのは3月上旬を見込むのが現実的。
アリエクでの買い物は「安さと引き換えに時間を売る」という側面があります。特に2月の旧正月シーズンは、1ヶ月程度の遅延は「通常運転」として捉え、気長に待つ姿勢が重要です。もし、保護期間が終了しそうなのに届かない場合は、迷わずオープンディスピュート(紛争)を立てて返金手続きを行いましょう。
最新の物流情報をチェックしながら、安心して到着を待ちましょう。



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