2024年に始まった新NISA制度も定着し、2026年現在、月間のクレカ積立上限が10万円まで引き上げられたことで、効率よくポイントを貯めたいと考える方が増えています。特に「三井住友カード ゴールド(NL)」へのアップグレードを検討されている方も多いでしょう。
しかし、ここで多くの方が直面する疑問が、「月10万円、年間120万円のNISA積立をすれば、ゴールドカードの年会費が永年無料になる『100万円修行』を自動的にクリアできるのではないか?」という点です。
結論から申し上げますと、残念ながら新NISAでの積立投資分は、100万円修行(年会費永年無料の判定)の対象外です。本記事では、プロのファクトチェッカーとして、2026年現在の最新情報に基づき、なぜ対象外なのか、そしてどのようにして条件を達成すべきかを詳しく解説します。
三井住友カード ゴールド(NL)において、年間100万円以上の利用で翌年以降の年会費が永年無料になる通称「100万円修行」。月10万円の積立投資をしていれば年間120万円になるため、一見すると条件をクリアできるように思えます。
しかし、三井住友カードの規約では、「三井住友カード つみたて投資」による決済分は、ショッピング利用の累計金額には含まれないとはっきり明記されています。
カード会社にとって、クレジットカード決済は加盟店からの手数料収入が主な利益源です。しかし、投資信託の積立は「買い物」ではなく「資産の移動」に近い性質を持ちます。カード会社側には手数料収入がほとんど入らない(あるいは持ち出しになる)ため、年会費無料化という大きな特典の対象からは外されているのです。
NISA積立以外にも、以下の支払いはカウント対象外となるため注意が必要です(2026年2月時点)。
質問者様が気にされていた「国内ラウンジ無料」などの特典についても整理しておきましょう。
国内主要空港のラウンジが無料で利用できる特典は、「カードを保有していること」自体が条件です。したがって、100万円修行を達成しているかどうかに関わらず、ゴールド(NL)を所有していれば無料で利用可能です。
2024年11月のポイント付与ルール改正以降、2026年現在では「前年度の年間利用額」に応じて、積立投資のポイント還元率が変動する仕組みが導入されています。
つまり、100万円修行を達成しないままだと、年会費5,500円(税込)が発生し続けるだけでなく、NISA積立で得られるポイントそのものも少なくなってしまうというデメリットがあります。積立額を月10万円に増額するのであれば、なおさらショッピングで100万円を達成するメリットは大きくなります。
NISA積立が対象外である以上、普段の買い物や固定費の支払いで100万円を目指す必要があります。月平均にすると約83,334円です。これを達成するための現実的なルートをいくつか紹介します。
電気、ガス、水道料金、NHK受信料、さらには住民税や自動車税、固定資産税などの税金をすべてカード払いに切り替えます。税金支払いは手数料がかかる場合もありますが、修行達成のためには非常に有効な手段です。
「今月あと数万円足りない」という場合に有効なのが、Amazonギフト券(チャージタイプ)の購入です。有効期限が10年と長いため、将来的にAmazonで買い物をする予定があれば、実質的な支出を先出しすることで修行をクリアできます。
少額の決済(コンビニや自販機)もすべて「iD」やタッチ決済でゴールド(NL)に紐付けましょう。「ちりも積もれば山となる」方式で、現金払いを徹底的に排除することが近道です。
月10万円(年間120万円)の積立を行う場合、一般カードよりもゴールドカードの方が有利になるケースがほとんどです。
新NISAで月10万円の積立を行うことは、資産形成において非常に強力な手段です。しかし、三井住友カード ゴールド(NL)の「100万円修行」において、投資信託の買付代金はカウントされないという点は絶対に忘れてはいけません。
結論:
1. 国内ラウンジ無料はカードを持てば即対象。
2. 年会費無料にするには、投資以外で年間100万円の決済が必要。
3. 2026年現在は「年間の利用額」が翌年の積立還元率に直結するため、修行達成の重要性は以前よりも増している。
まずは、家賃や公共料金、普段の食費をカードに集約し、確実に修行をクリアできる見込みを立ててからアップグレードすることをおすすめします。