メルカリで商品が売れた際、「確実に届けたい」「トラブルを防ぎたい」という理由から、追跡機能(トラッキング)をつけたいと考えるのは非常に賢明な判断です。特に2024年10月の郵便料金改定以降、発送方法の選択肢や料金体系を正確に把握しておくことは、出品者としての利益を守るためにも不可欠です。
ご質問の「梱包して住所を書いた状態で郵便局に持って行き、追跡をつけたいと伝えればいいのか?」という点について、結論から申し上げますと、「可能ですが、選択するサービスによって手続きや料金が大きく異なる」のが実情です。
本記事では、プロのファクトチェッカーの視点から、2026年現在の最新情報に基づいた最適な発送手順を徹底解説します。
1. 宛名を書いてしまった封筒で「追跡」をつける3つの方法
既に封筒に宛名を書いてしまっている場合、メルカリ便(匿名配送)ではなく、「普通郵便(定形・定形外)」にオプションを付加するか、「レターパック」などの専用サービスに切り替えることになります。窓口で「追跡をつけたい」と伝えた際に提案される主な選択肢は以下の3つです。
① 特定記録(とくていきろく)を追加する
最も一般的な方法です。普通郵便の料金に一律料金(2026年現在も継続中のオプション)を上乗せすることで、引き受けの記録と配達完了の記録を記録できます。
- メリット:封筒をそのまま使え、受取人のポストに投函されるため受取人が不在でも届く。
- デメリット:損害賠償(補償)はつかない。
- 窓口での伝え方:「この封筒を特定記録でお願いします」
② 簡易書留(かんいかきとめ)を追加する
追跡だけでなく、万が一の際の賠償もつけたい場合に利用します。
- メリット:5万円までの実損額が補償される。対面渡しなので紛失リスクが極めて低い。
- デメリット:特定記録より料金が高い。受取人が不在の場合、持ち戻りになる。
- 窓口での伝え方:「この封筒を簡易書留でお願いします」
③ レターパックライト/プラスに詰め替える
もし封筒の厚みが3cm以内であれば、窓口で「レターパックライト」を購入し、その場で中身を詰め替えて発送する方が安く済む場合があります。レターパックは最初から追跡機能が含まれています。
- メリット:全国一律料金で、特定記録をつけるより安くなるケースがある。
- 注意点:既に書いた封筒の住所を書き直す(または切り取って貼る)手間が発生する。
2. 【重要】「ゆうゆうメルカリ便」への変更は可能か?
メルカリ利用者にとって最も安くて便利なのは「ゆうゆうメルカリ便(ゆうパケット等)」ですが、「宛名を既に書いている」という状況では注意が必要です。
メルカリ便は「宛名書き不要」が原則
ゆうゆうメルカリ便は、アプリ上で生成した2次元コード(QRコード)を郵便局の専用端末「ゆうプリタッチ」などで読み取り、レシートを発行して窓口に出す仕組みです。手書きの宛名は一切必要ありません。
もしメルカリ便にしたいなら
もし「やっぱり匿名配送で、一番安いメルカリ便にしたい」と思った場合は、以下の手順を踏む必要があります。
- 窓口で出す前に、メルカリの取引画面で発送方法を「ゆうゆうメルカリ便」に設定する(※最初から設定していない場合は変更できない場合があります)。
- 手書きの住所は見えないように消すか、新しい封筒に入れ直す(二重線の訂正でも受け付けてくれる場合はありますが、機械読み取りの邪魔になるため推奨されません)。
結論:既に住所を書いてしまっているなら、そのまま「特定記録」をつけて発送するのが、手間としては最もスムーズです。
3. 2026年現在の郵便料金とサービス比較
2024年10月の増税以降、郵便料金は以下のようになっています(2026年2月時点の標準的な料金)。発送時の予算の参考にしてください。
| 発送方法 | 基本料金(50g以内) | 追跡オプション料 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 普通郵便+特定記録 | 110円 | +160円〜210円前後 | 270円〜320円 |
| レターパックライト | 430円(一律) | 込み | 430円 |
| ゆうゆうメルカリ便 | 230円(ゆうパケット) | 込み | 230円 |
※上記料金は2026年時点の最新の改定情報を反映した目安です。正確な料金は窓口で計量後に確定します。
4. 窓口での具体的なやり取りシミュレーション
不安な方は、以下の流れで窓口へ向かってください。
ステップ1:窓口へ行く
「メルカリの商品なのですが、追跡機能を付けて送りたいです」と封筒を差し出します。
ステップ2:オプションの選択
局員さんから「特定記録(ポスト投函)にしますか?簡易書留(対面渡し・補償あり)にしますか?」と聞かれます。
回答例:「一番安い追跡方法がいいので、特定記録でお願いします」
ステップ3:支払と控えの受け取り
料金を支払い、「お問い合わせ番号(追跡番号)」が記載された受領証を必ず受け取ってください。
ステップ4:メルカリでの発送通知
スマホのメルカリ画面で「発送通知」を押します。この際、発送方法を「普通郵便」などに設定している場合は、備考欄や取引メッセージで「追跡番号:XXXX-XXXX-XXXX」と購入者に伝えてあげると非常に親切で、評価アップに繋がります。
5. 注意:メルカリのシステム上の設定を確認!
ここが最も重要なポイントです。発送する前に、メルカリの取引画面の「配送料の負担」がどうなっているか確認してください。
「未定」または「普通郵便」に設定している場合:
そのまま窓口で特定記録をつけて発送し、あとから手動で追跡番号を伝えればOKです。
「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」に設定している場合:
この設定のまま、勝手に普通郵便(特定記録付き)で送ってしまうと、メルカリのシステム上で「発送済み」にできず、売上金が入金されないトラブルになる可能性があります。もし設定を変えたい場合は、発送前に購入者の同意を得てから設定変更を行う必要があります。
まとめ
封筒に宛名を書いてしまった状態で追跡をつけたいなら、郵便局の窓口で「特定記録をつけてください」と伝えるのが正解です。ただし、もしコストを最優先し、かつ匿名配送を利用したいのであれば、宛名書きの手間を捨ててでも「ゆうゆうメルカリ便」への変更を検討する価値があります。
2026年現在、郵便料金は以前よりも高くなっており、追跡オプションを付けると利益が少なくなってしまうこともあります。発送前に、商品の利益計算を今一度行っておくことをおすすめします。



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