2026年現在、画像生成AIの主流となっているFlux.1シリーズ。ComfyUIでその強力な制御機能であるControlNetを利用しようとした際、「flux-reference-controlnet.safetensorsが見つからない」というエラーで作業が止まってしまうケースが増えています。
結論から申し上げますと、そのファイル名は特定のワークフロー制作者が独自にリネームしたもの、あるいは2025年後半に登場した「Shakker-Labs」や「Black Forest Labs純正Redux」のモデルを指している可能性が高いです。本記事では、プロのファクトチェッカーの視点から、2026年2月時点での最新ダウンロード先と、エラーを解消するための具体的な解決策を詳しく解説します。
1. 「flux-reference-controlnet.safetensors」の正体とは?
まず重要な事実として、Black Forest Labs(BFL)が公式にリリースしているファイルの中に、最初からその名前で配布されているモデルは存在しません。このエラーが出る原因は、主に以下の2点に集約されます。
- カスタムワークフローの影響:配布されているJSONファイルを読み込んだ際、制作者のローカル環境でのファイル名が「flux-reference-controlnet.safetensors」に設定されていた。
- モデルの混同:Fluxにおける「Reference(参照)」機能は、従来のControlNetではなく「Flux.1 [Redux]」、あるいは「Shakker-Labs」が公開したControlNetシリーズを指すことが一般的です。
2026年の現在、Fluxで「リファレンス(画像参照による生成)」を行いたい場合、以下のいずれかのモデルを探しているはずです。
2. モデルのダウンロード先リンク(2026年最新版)
エラーを解消するために、以下のリンクから目的のモデルをダウンロードしてください。基本的にはHugging Faceから取得することになります。
① Black Forest Labs公式:Flux.1 [Redux] (推奨)
現在、最も高精度なリファレンス機能を提供しているのは公式の「Redux」モデルです。画像の特徴を抽出し、構図やスタイルを維持するのに最適です。
ダウンロード先:
Hugging Face – Flux.1-Redux-dev
※ファイル名:flux1-redux-dev.safetensors 等
② Shakker-Labs:Flux.1 ControlNet Union / Reference
特定のポーズや線画だけでなく、画像全体の「参照」に特化したControlNetとして、Shakker-Labsが公開しているモデルが多用されています。質問にあるファイル名は、これらをリネームしたものである可能性が非常に高いです。
ダウンロード先:
Hugging Face – Shakker-Labs Flux.1 ControlNet Union
※ここから最新の.safetensorsファイルをダウンロードし、ファイル名をflux-reference-controlnet.safetensorsに変更することで、既存のワークフローが動作するようになります。
3. ComfyUIでの正しい設置場所と設定方法
ファイルをダウンロードしても、適切な場所に配置しなければエラーは消えません。2026年現在のComfyUI標準構成に従って配置してください。
モデルの配置パス
ダウンロードしたファイルは、ComfyUIのインストールディレクトリ内にある以下のフォルダに移動させてください。
ComfyUI/models/controlnet/
※もし「Flux.1 [Redux]」を使用する場合は、ComfyUI/models/style_models/ に配置する必要があるケースもありますが、通常のControlNetノード(Load Flux ControlNet等)を使用している場合は、上記のcontrolnetフォルダで問題ありません。
エラーを消すための「リネーム」術
ワークフローを読み込んだ際に赤く表示されるノードを修正するには、以下の2つの方法があります。
- ファイル名を合わせる:ダウンロードしたモデル(例:
shakker_labs_flux_union_pro.safetensors)を、エラーメッセージに出ている「flux-reference-controlnet.safetensors」にリネームして配置する。 - ノードの設定を変更する:ComfyUI上の「Load ControlNet」ノードをクリックし、リストの中から自分でダウンロードした正しいファイル名を選択し直す。
4. 2026年におけるFlux ControlNetの注意点
2026年のAI環境では、Fluxのモデルサイズが巨大化しており、VRAM(ビデオメモリ)の管理が非常に重要です。
FP8版の使用を検討する
もしVRAMが16GB以下のGPUを使用している場合、フル精度のControlNetモデル(FP16)ではメモリ不足(OOMエラー)が発生しやすくなります。Hugging Face上にはコミュニティによって最適化された「FP8版」や「GGUF版」のControlNetも公開されています。エラーが解決しても動作が重い場合は、軽量版の導入を検討してください。
カスタムノードの更新
Flux ControlNetは比較的新しい技術であるため、「ComfyUI-Manager」を使用して、全てのカスタムノード(特に ComfyUI-Advanced-ControlNet や x-flux-comfyui)を最新の状態にアップデートしてください。古いバージョンでは、特定のFlux用モデルを正しく認識できないことがあります。
5. まとめ:エラー解決のチェックリスト
最後に、エラーを確実に解消するための手順をまとめます。
- Step 1: Hugging Face(Shakker-Labs等)からFlux用ControlNetモデルをダウンロードする。
- Step 2:
models/controlnetフォルダに配置する。 - Step 3: ワークフローが指定するファイル名に合わせてリネームするか、ComfyUI上で再選択する。
- Step 4: ComfyUI本体とカスタムノードを最新にアップデートする。
Fluxは日々進化しており、新しいモデルやノードが次々と登場しています。特定のファイル名に固執せず、「今、どのモデルが標準的に使われているか」を把握することが、快適な生成環境を維持するコツです。



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