2025年12月30日・31日に開催されたコミックマーケット107(C107)。現在は2026年2月であり、次回の夏コミ(C108)に向けた準備が始まる時期ですが、C107でのチケット運用実績をもとに、これからコミケへ参加しようと考えている方へ向けて、当日券の仕組みをプロの視点でファクトチェックし、詳細に解説します。
「当日に行けばなんとかなるだろう」という考えは、近年のコミケでは非常に危険です。チケット制度が完全電子化・事前予約制へとシフトしている現状を正しく理解しましょう。
まず、最も重要な結論からお伝えします。近年のコミケ(C107含む)において、会場の窓口で現金で購入できる「物理的な当日券」は存在しません。
コミケ107では、全ての入場者が以下のいずれかのチケット(リストバンド型参加証を含む)を保持している必要がありました。
「当日でも買える」と言われているのは、主に「午後入場チケット」のことです。これはイベント当日でも、予定枚数に達していなければオンライン(チケットペイ)で購入可能です。しかし、以下の点に注意が必要です。
1. 完売の可能性: C107では、午後入場チケットであっても、特に1日目の人気ジャンルが集まる日などは、当日の午前中に完売(受付終了)となるケースが見られました。「会場に着いてからスマホで買えばいい」と考えていると、現地に到着した時には既に売り切れているという事態が起こり得ます。
2. 決済のタイムラグ: クレジットカード決済以外(コンビニ支払い等)を選択した場合、発券までに時間がかかるため、実質的に当日の飛び込み購入はクレジットカードやPayPay等の即時決済が必須となります。
「早く行けば早く入れる」というのは、昔のコミケの話です。現在のシステムでは、購入したチケットの種類によって「集合指定時間」が決まっており、それより早く行ってもメリットはありません。
当日券(午後チケット)で参加する場合、入場開始は例年12:30以降となります。ファクトチェックの結果、以下のスケジュールが最も効率的です。
注意点: 朝5時や6時から並ぶ行為は、近隣住民や施設への迷惑となるため、公式により厳禁とされています。特に「午後チケット」しか持っていない人が早朝から並んでも、アーリー・午前入場者が全員入るまで数時間待たされることになり、体力を消耗するだけで全く意味がありません。
当日券を確実に確保したいのであれば、「当日の朝8時〜9時」にはオンラインで購入を完了させておくのがベストです。これにより、移動中に売り切れるリスクを回避できます。
結論から言うと、イベント当日にアニメイト、メロンブックス、とらのあな等の店舗に行って「その日のチケット(リストバンド)」を購入することは、原則として不可能です。
アニメイト等のショップで販売されるのは「リストバンド型参加証」ですが、これには販売期間が設定されています。通常、開催の数日前(あるいは前日まで)には店頭販売が終了します。在庫が残っていたとしても、イベント当日の朝に店舗に駆け込んで購入し、そこから会場へ向かうという導線は想定されていません。
もし次回のイベントで店舗購入を検討しているなら、以下のルールを覚えておきましょう。
・メリット: 事前にリストバンドを腕に巻いた状態で会場に行けるため、現地でのスマホ操作やチケット引き換えの手間がありません。そのまま待機列に並べます。
・デメリット: 「午前入場」のリストバンドは非常に人気で、発売開始後すぐに完売することが多いです。「午後入場」についても、開催直前には店頭在庫がなくなる店舗が続出します。
2026年以降のコミケ参加を見据え、今回のファクトチェックから導き出された「正しい当日参加の手順」をまとめます。
コミケは年々、運営システムがスマート化されています。正しい情報を把握して、快適なイベント参加を楽しんでください!