第38回介護福祉士国家試験を受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。
長期間にわたる学習や実務との両立を経て迎えた本試験は、精神的にも体力的にも大きな負担だったはずです。
試験が終わった直後は解放感と同時に、不安や後悔、手応えなどさまざまな感情が入り混じります。
自己採点をしてみて、思ったより取れていたと感じる人もいれば、予想より点数が伸びず落ち込んでいる人もいるでしょう。
特に七十点台前半や中盤は、合格ラインに届いているのかどうか分からず、気持ちが落ち着かない時期でもあります。
本記事では、自己採点七十六点という結果を一つの軸にしながら、今回の試験を振り返る意味や、同じ立場の受験者が今どのような心境でいるのか、そして合格発表までの過ごし方について整理していきます。
自己採点で七十六点という結果を見ると、まず頭に浮かぶのは合格できるかどうかという一点でしょう。
介護福祉士国家試験は毎年難易度や問題傾向に多少の差があり、合格基準点も固定ではありません。
そのため、点数だけを見て一喜一憂してしまうのは自然な反応です。
七十点台は決して低い点数ではなく、基礎知識がしっかり身についている証でもあります。
一方で、ケアマネジメントや医療的ケア、認知症分野などで迷った問題が多かった場合、自己評価が厳しくなりがちです。
しかし、周囲の受験者も同じ問題で悩んでいる可能性は高く、個人の感覚と全体の正答率にはズレが生じやすいものです。
自己採点はあくまで目安であり、正式な結果ではないという前提を忘れないことが大切です。
今は点数そのものよりも、ここまで努力してきた過程を一度しっかり認めてあげることが、心の安定につながります。
試験後に強くなる不安の多くは、結果が確定していないことから生まれます。
合否が分からない状態は、人にとって最もストレスがかかりやすい状況の一つです。
特に介護福祉士試験は、今後のキャリアや職場での評価、収入面にも関わる資格であるため、不安が増幅しやすくなります。
自己採点で微妙な点数だった場合、合格した未来と不合格だった未来を行き来するような思考に陥りがちです。
また、他の受験者がどのくらい取れているのか気になり、つい周囲の声を探してしまう人も多いでしょう。
しかし、他人の点数はその人の学習環境や得意分野によって大きく異なります。
比較することで安心できる場合もありますが、逆に不安を強めてしまうことも少なくありません。
不安の正体は情報不足と先行きの見えなさです。
今できることは限られていると割り切り、心身を休める時間を意識的に作ることが重要です。
合格発表までの期間は、長いようで意外とあっという間に過ぎていきます。
この時間を不安だけで埋めてしまうのは、とてももったいないことです。
まずは試験勉強から解放された自分を労い、しっかり休息を取ることを優先しましょう。
睡眠を整えたり、趣味に時間を使ったりするだけでも、気持ちは大きく変わります。
仕事をしている人であれば、現場での経験を改めて振り返り、学んだ知識がどう活きているのかを考えるのも有意義です。
もし万が一の結果だった場合に備えて、弱かった分野を軽く見直しておくのも一つの選択ですが、追い込みすぎる必要はありません。
合格していた場合には、そのまま次のステップに進む準備として役立ちます。
大切なのは、結果が出る前の時間を自分の成長につながるものに変える意識です。
不安に支配されるのではなく、主体的に過ごすことで心の負担は確実に軽くなります。
今回の国家試験を受けたのは、あなただけではありません。
全国に多くの受験者がいて、それぞれが同じように緊張し、悩み、今この瞬間も結果を待っています。
七十六点という点数に不安を感じている人もいれば、自己採点に自信を持ちつつも油断できないと感じている人もいるでしょう。
こうした仲間の存在を意識するだけで、孤独感は和らぎます。
同じ立場の人と気持ちを共有することで、自分だけが特別不安なのではないと分かるからです。
介護という仕事は、人と人とのつながりが非常に重要な分野です。
受験という場面でも、そのつながりは大きな支えになります。
今感じている不安や迷いは、決して弱さではありません。
それだけ真剣に資格と向き合ってきた証拠です。
仲間がいるという事実を思い出しながら、少し肩の力を抜いて過ごしてみてください。
第38回介護福祉士国家試験を終え、自己採点七十六点という結果に揺れる気持ちは、とても自然なものです。
点数だけで合否を断定することはできず、正式な結果が出るまでは誰にも分かりません。
だからこそ、今は不安を必要以上に膨らませず、ここまで努力してきた自分を認めることが大切です。
試験勉強を通して得た知識や考え方は、合否に関わらず必ず現場で活きていきます。
結果を待つ時間は、自分を責める時間ではなく、次につながる準備期間と捉えてみてください。
しっかり休み、気持ちを整え、日常を取り戻すことが何より重要です。
合格発表の日まで、不安と希望が入り混じる日々が続くかもしれません。
それでも、この試験に挑戦した事実そのものが、介護の専門職としての大きな一歩です。
胸を張って、その日を待ちましょう。