iOS 26にアップデートした直後、「なんかアイコンの見た目が気持ち悪い…」と感じた方は少なくありません。
新しいデザインは一部のユーザーにとって斬新すぎたり、質感や色使いの変化に違和感を覚えることがあります。
しかし、Appleの公式設定には「iOS 17のデザインに戻す」というオプションは用意されていません。
それでも、いくつかの工夫で「前の見た目に近づける」ことは可能です。
この記事では、iOS 26のアイコンデザインが合わないと感じる方に向けて、iOS 17風のデザインに近づけるカスタマイズ方法を詳しく紹介します。
まず大前提として、「iOS 17そのものに戻す」という方法は原則不可能です。
Appleは新しいiOSを公開すると、旧バージョンの署名(SHSH)を短期間で停止します。
署名が切れたバージョンには通常の手順で戻すことはできません。
脱獄(Jailbreak)という非公式な方法もありますが、これはセキュリティリスクが非常に高く、Appleサポートの対象外となるだけでなく、iPhone自体が起動不能になる可能性もあります。
そのため、この記事では非脱獄で、かつ一般ユーザーでも簡単にできるカスタマイズ手段を中心に紹介していきます。
Appleの「ショートカット」アプリを使えば、アプリごとのアイコンを自由に変更できます。
App Storeから「iOS 17 アイコンパック」などのキーワードで検索すれば、従来のデザインに似せた無料または有料の素材が多数見つかります。
画像素材を入手したら、ショートカットアプリを開いて以下の手順で設定しましょう。
1. 「+」を押して新しいショートカットを作成。
2. 「Appを開く」アクションを追加。
3. 開くアプリを選択。
4. ショートカットの設定画面で「ホーム画面に追加」を選び、アイコン画像と名前を指定。
これで、従来のアイコン風に見せかけたショートカットが完成します。
オリジナルアプリのアイコンは非表示にし、フォルダなどにまとめておくとすっきりします。
アイコンの見た目を戻しただけでは、完全に以前のiOSの雰囲気は再現できません。
そこで、壁紙やウィジェットのカスタマイズも行うことで、全体の統一感が出てきます。
たとえば、iOS 17時代の壁紙画像を保存して使用することで、見慣れた印象が戻ります。
また、「Widgy」や「Widgetsmith」といったアプリを使えば、天気や時計のウィジェットも好みに合わせてデザインできます。
フォント、透明感、角の丸みなども調整できるため、全体のビジュアルが大きく変化します。
特にアイコンとウィジェットの色味を揃えることで、より洗練されたホーム画面に仕上がります。
実際に使えるおすすめのアイコン素材についても紹介します。
X(旧Twitter)やPinterest、Redditなどでは、デザイナーが無料で配布しているiOS 17風パックがあります。
「iOS 17 icon aesthetic」「Classic iOS app icons」などの検索ワードで探すと、AirDrop、Safari、設定アプリなど主要アプリが含まれた高品質な素材が見つかります。
また、有料ですが「Etsy」や「Gumroad」では、商用レベルの美しいアイコンセットが数百円〜千円程度で購入可能です。
購入前にはレビューを確認し、自分の好みに合ったデザインかどうかを見極めましょう。
特に、影の付け方や色彩設計がiOS 17に近いものを選ぶと、違和感が最小限になります。
iOS 26の新デザインがどうしても合わないと感じるなら、今回紹介した方法で自分なりにカスタマイズしてみましょう。
Appleが公式に以前のデザインへ戻すオプションを提供することはまずありませんが、ショートカットやウィジェット、壁紙といったツールを駆使すれば、見た目をかなり「前のiOS」に寄せることが可能です。
やり方も決して難しくなく、無料でできる範囲も広いため、気軽に取り組めます。
一番大切なのは、「自分が心地よく使える環境を整える」ことです。
アイコンの違和感を放置せず、自分にとってベストなホーム画面を作ってみましょう。