FF9のリメイクは、ファンの間で長年待ち望まれてきたテーマです。
特に、スクウェア・エニックスの内部文書が流出した際に「FF9 Remake」という記載があったことから、現実味を帯びてきました。
また、2021年には「ファイナルファンタジーIX」がフル3Dアニメとして制作されるという公式発表もあり、IPの再活性化が進められていることがうかがえます。
アニメ化とグッズ展開は、リメイクへの布石と見るファンも少なくありません。
加えて、ピクセルリマスターシリーズの人気も高まっており、FF9の美しいビジュアルとストーリーを最新の技術で蘇らせる機運は、確実に高まっているといえます。
2025年現在、FF9の25周年記念として発表されたのは、限定グッズの販売や記念キャンペーンが中心です。
ジタンやガーネットをモチーフにしたフィギュアやアートパネル、さらにはコンサートイベントなど、ファンにとってはうれしい企画が続いています。
しかし、肝心の「リメイク」に関する具体的な情報は一切出ていません。
SNS上でも、ファンの間で「このままグッズだけで終わってしまうのか」という声が広がっており、スクウェア・エニックス側の沈黙が注目を集めています。
同社の発表タイミングとして、E3やTGS（東京ゲームショウ）などの大型イベントが予想されますが、現時点では明確な動きは見られません。
一方で、来年25周年を迎えるファイナルファンタジーX（FF10）も、リメイク候補として注目されています。
FF10はPS2時代の技術を活かした初のフルボイス作品であり、今なお高い人気を誇ります。
すでにHDリマスター版が複数機種で発売されていることからも、その根強い人気がうかがえます。
リメイク化にあたっては、グラフィックやバトルシステムの刷新、より深いキャラクター描写などが期待されており、ファンの期待も高いです。
また、FF7リメイクのプロジェクトが一区切りを迎えるタイミングであることも、次の大型リメイクとしての発表に現実味を持たせています。
その点では、来年のFF10リメイクの方が公式発表が近いのではないかとの見方も強くなっています。
スクウェア・エニックスは近年、過去IPの再活用を積極的に行っています。
リマスターやスピンオフ作品、アニメ化、音楽イベントなど、多角的にファン層との接点を作ることを重視しています。
FF9に関しても、アニメやグッズといった「IPの再認知」を先行させた後に、本格的なリメイクへとつなげる段階的なアプローチが採用されている可能性があります。
これは、ファイナルファンタジー7リメイクの際にも見られた手法です。
一方で、FF10はビジュアルやゲーム性が現代に近いため、フルリメイクよりも追加エピソードやリブート的な作品になる可能性もあります。
今後の公式発表を左右するのは、ファンの熱量と、リソースをどこに投入するかという経営判断にあると言えるでしょう。
ファイナルファンタジー9のリメイクは、公式から明言されていないものの、水面下で進行している可能性は依然として残っています。
25周年記念としては、アニメ化やグッズ展開が中心であり、ファンの期待に応える大きな発表はまだありません。
しかし、過去の傾向やリーク情報、そしてスクウェア・エニックスのIP戦略を鑑みれば、いずれ何らかの形で「FF9の再構築」が実現する可能性は高いでしょう。
一方、FF10もまた、次なるリメイク候補として非常に有力です。
来年には、どちらか、あるいは両方に関連する発表があるかもしれません。
ファンとしては、今後のイベントや公式発表を引き続き注視していく必要があります。